卒業レポート(AMさん)

 

入会まで:

2008年3月

恭子式マクロビオティックに出会ったきっかけ: 自然食料品を使用し、先生の自宅で開催されている料理教室に通いたいと考え、インターネットで検索をした所、恭子先生のウェブサイトに辿り着く。直感的に「ここだ!」と感じ、すぐに5月より開催される基礎講座に申し込んだ。(勢い余って同時に本科、パン講座も同時受講をすることになる)

 

2008年4月

マクロビオティックの知識は皆無だったため、予習の意味を含め恭子先生の著書「ハッピーマクロビオティック」「らくらくマクロビオティック」の2冊を購入。レシピの牛蒡や人参のポタージュなど、驚く美味しさでお腹も満足できるものであったため、美味しくないと思っていたマクロビ食に対する偏見が無くなる。

 

2008年4月14日〜4月17日

「ハッピーマクロビオティック」(p84参照)のプチ断食に挑戦。下記はその記録。


1日目: 午前中は特に症状はなし。夕方から徐々に排毒症状が表れ始める。臭覚が鋭くなる、頭痛、めまい、手が震える、胃と子宮がドクドクと強く脈を打つ、舌の奥がパサパサする、フラフラし意識が朦朧となる、空腹に耐えられなくなりラーメンでも肉でも何でも良いから食べてしまおうかと早くも決心が激しく揺れ動く。

 

2日目:起床時、体も心もフラフラだが、目覚めは驚くほどスッキリ。吐き気、貧血。初めて口にする玄米クリームが濃く、塩辛く感じる。食後徐々にエネルギーが回復。おりものに血が混ざる(生理周期17日目)、寝ても寝ても眠い。午後、心も体調も安定してくる。5日目まで頑張れそうな気がしてくる。見たことが無いほど黒い大便、水を飲んでものどが渇く感じ、体中がジンジンする、口や胃の奥から苦味辛味が浮き上がってくる感じがする。

 

3日目:起床、目覚めはいまいち。大便は濃い茶色。胃が痛い、胸焼けがする。、お腹が下りそうな腹痛、頭痛。気分も晴れない感じ。

 

4日目:6時に目が覚めるが目覚めはとても悪く、二度寝する。起床後、すぐに大便(少しゆるい。薄茶色)。夜まで特に症状は無く、順調。、主人のお土産のケーキを3口とコーヒー1/2カップ(ミルク少々入り)を口にしたところ、10分以内に頭痛とめまいがし、俳毒症状が出る。午前3時までカフェインの刺激か眠りにつけない。

 

5日目:起床、睡眠時間は短かったが目覚めは良い。大便(バナナのように長く、スルット出る。茶色)。外出のため、ランチはマクロビカフェのラザニア+豆腐ときゅうりとトマトのプチサラダ+きのこのカレー炒めを食す。も外食。メニューはサムゲタン+キムチ豚香菜サラダ+ジャーマンポテト+玄米+ごま塩。この日でプチ断食は終了。

 

プチ断食の結果:きちんとメニューの通り実行したのは最初の3日間のみでしたが、それでも排毒効果は凄まじく、4日目から体が驚くほど軽くなりました。断食後にはケーキや肉を食べるなど、マクロビメニューを守れなかったものの、その月の生理は軽くサラサラの鮮血で、初めて生理痛が全くな無い状態でした(今まで生理痛がひどく、黒い血の塊のような汚血が出て、長くだらだらと続く月経だった)。徐々にマクロビ食に移行して行くための良いきっかけになったと思います。

 

 

入会後:

改善したい病気や体質を意識するようになる。

@     極度の冷え性。

A     子宮の問題(不規則な月経周期(2638日周期)、生理痛、多膿胞性卵巣、右の卵巣しか排卵しない、カンジダ、ポリープ、基礎体温の高温期を14日以上維持できない、等)。

B     不妊の可能性(2年以上自然妊娠できていない)。

C     便秘症。切れ痔。

 

2008年5月(1ヶ月目)
食料を全て自然食品に切り替える。白砂糖、片栗粉、酢、などマクロビで使用する調味料以外は処分する。大地宅配に入会。徐々にマクロビオティックを取り入れて行くが、まだ甘い物も肉も食す。乳製品は取らず。

*大便が1日2−3回出るようになる(以前は2-3日に1回の便秘症)。

*恭子先生の「私はうるさくその場で注意はしますが(叱っているのではありません)、どなたの人格も否定はしていません。人格を否定されたと思うから、怯えたり、頭に来たり、やる気をなくしたりするのです。」「完璧を目指そうとしてはいけません。完璧になれると考えるのは、深く追求して行くと究極的には人を見下している、ということにつながって行くのです」等の数々のご指導のおかげで、人に注意されても個人的に受け取ることをしなくなったり、頑張りすぎることもなくなり、結果些細な事で落ち込まなくなりました。かつて、優等生でなければならないと言う、勝手な自己意識から頑張りすぎて疲れて果ててしまったり、打たれ弱い性格だったため、仕事で上司や先輩に注意されると(何も言われなくても怒られるのではないかとビクビクし、勝手に神経を擦り減らし)、何日も引きずり、結果どんな仕事も半年以上続けられず辞めてしまっていました。

 

2008年6月(2ヶ月目)

飲み物は必ず温かいものを、肉や乳製品は排除し、甘いものは週に一度とコントロールが利くようになる(続けることに意味があるので、友人との外食は気にせず美味しく頂き、帰宅後可能であれば一食抜いたりと、早めのデトックスを心がける。あまり我慢はしない。)私の食事は可能な限りマクロビオティックなメニューを心がけ、肉食獣の主人には私のメニューに肉やチーズを足して、なんとか共存していく方法を探る。

*基礎体温の高温期を14日以上保てるようになる。

*10年間子供ができていない姉のことが気になり、さりげなく先生の「ハッピーマクロビオティック」を5月にプレゼントしたところ、マクロビには興味は無いものの早速玄米だけは食すようになり、一ヵ月後には35度台だった基礎体温が上がり、36度台になったと報告があった。一ヶ月でそんなに変化があったことに驚きを隠せません。

*何でもありがたい気持ちになれる。頭に来る事柄が殆ど無くなった(電車の割り込みや迷惑行為など)。先生が毎週お話して下さる「幸せに生きる知恵や哲学」が心奥深く刻み込まれ、日々の生活に多大に影響をしていることを実感し始める。

 

2008年7月(3ヶ月目)

毎日温かいドクダミ茶を水代わりに飲み始める。馬油、しょうが湿布などの自然療法を試し、その効果に驚く。一番のお気に入りは梅肉エキスの葛湯に果実酵母(甘味)を加えたもの(整腸作用があり、生理痛にも即効性がある)。

*もともと肌は強いが、吹き出物やくすみ等の肌のトラブルが出なくなっている。

*肌に透明感が出てきた。

*便通が良好。

*気付けば体重が2キロ落ちていた。

*冷え性が改善。以前は夏でも手足が冷たかったが、今年は靴下を履か無くても平気になる。

 

2008年8月(4ヶ月目)

初旬に何と妊娠が判明!!体質改善を試みてたったの3ヶ月で妊娠できる体になっていたことに本当に驚くと共に感謝の気持ちでいっぱいになりました。しかし、つわりで食生活が乱れ始め(トマト、りんご、菓子パン、サンドイッチ、ヨーグルト、シリアル等しか食べれない日々。お米や味噌汁は全く受け付けない。)、月末には肌荒れや冷えが戻ってきていた。

 

2008年9月(5ヶ月目)

つわりが悪化し、相変わらず食生活は乱れたまま。マクロビ食に切り替える前の冷えが出てくる。顔色も悪い。少しずつお米(分づき米)を口にするように心がけ、現在に至る。

 

 

そしてこれから、、、

とにかく無理をせず、長く続けることが私の目標でしたので、ジュースや肉は控えながらも、外食するときは何でも存分に楽しみ、友人とお茶するときはケーキも食べるなど、プラスマイナスゼロと言うとても緩いマクロビオティック生活を送っていました。にもかかわらず、体質は着実に改善されており、たったの3ヶ月で念願の妊娠をすることが出来ました。本当に信じられません。試して見て駄目だったら他の方法を考えようと、とにかく素直に先生の話に耳を傾け、何でも試して見たことがこのような早い結果を生み出したのではないかと考えています。

 

これからも無理をせず、楽しみながら恭子式マクロビオティックを続けて行きたいと思います。そして、私の姿を通じて家族や友人にも自然とプラスの影響を与えることが出来ればと願います。自分も周りの人も皆一緒に幸せに。 今後の私の目標です。(でもそのためにはまず、自分が健康で幸せでなければ!)

 

 

教室での調理過程の一つ一つを丁寧に行うことが、日々を丁寧に生き、人生を慈しむことにつながる。しかし、適当(程良い具合)を知ることで上手に力を抜き、幸せに生きる知恵に気付くことが出来る。健康的な料理を学びたいと思い出会った恭子先生の料理教室は、蓋を開けてみたら、料理上手になるだけでなく、知らず知らずの内に生き上手に、そしてハッピーにもなれる、なんともお得な教室でした。

 

先生独自の食事指導や幸せになる哲学、上手な人付き合いの方法、健康になるための気の使い方、生きる知恵、等など。 数え切れない宝のような恭子先生のご指導は私にとって運命を大きく変えるきっかけとなり、頂いた言葉や教室での体験の全てがかけがえの無いものとなりました。先生に出会えたことを本当に幸運に思います。心より感謝申し上げます。

 

2008年9月23日

 



 恭子から一言
 この方も、とても、素直でした。
素直と言うのは、疑いもせずに実行する、ということではありません。疑いつつ実行してみる、ということです。実行して結果が出たら、また次を実行してみる、この繰り返しで、体が改善されるのです。
この方のマクロ嫌いのお姉様にも、私の本をプレゼントし、実行していただいたら、基礎体温があがった、マクロの食事なのにおいしい、といってくださったそうです。
そして、ご本人の妊娠!

おめでとうございます!

でも、でも、その後のつわりがひどく、元の食生活にもどり、食べたいものが、上にご本人が書いているように、菓子パン、シリアル…と言った食事になりました。体に聞いて、欲しいというものを食べても、まだ、学習し終わっていない体では、本当に欲しているものとはいえないということです。とたんに、顔色も悪くなりました。教室で、気分が悪くなった時に、ここのところ、飲みたくない、と思って飲んでいなかった、梅生番茶、を、彼女のそのときの体に合わせて、少し薄め(陰性)の物を、調合しました。おいしい、といって飲んでくださいました。これをきっかけに、からだの声を聞くというのも勉強がいるということ、食事で、こんなに、変わってしまう、と言う経験をなさいました。

妊娠したら、玄米ではなく、分づき米にすること、なども、注意しました。

元気に良い赤ちゃんを出産なさることを、心から、心から、お祈りしています。

その後、元気な男児出産!
素晴しいお母さんぶりが伝わってくる年賀状が毎年届きます!